Music

音の旅〜西アフリカのグリオ

今日は僕が旅と民族音楽にハマってしまった理由についてお話したいと思います。

僕は20代の前半から沖縄、東南アジア、中近東、中南米、アフリカなど世界を旅しまして、現地の民族と交流をしてきました。

当時僕は大学院生だったのですが、フィールドワークという名目で世界を旅しているうちに、研究などそっちのけでいつのまにか現地の部族と唄ったり踊ったりしていたんですね。

ちなみにこの写真は僕に唄を教えてくれた西アフリカ・マリのグリオのお母さんビンタン・クヤテです。

グリオというのは日本でいうと能や歌舞伎の家系に近い人達で、いわば世襲制のミュージシャンです。

西アフリカの人達は文字を持たなかったので、神話や歴史を歌にして吟じていたんですね。

日本でいう古事記のような歴史書も彼らは歌にして残していて、スンジャータ物語という叙事詩は全て歌うと三日三晩かかると言われています。

彼らは冠婚葬祭、つまり人の誕生やお葬式などに出かけていって、その一切の儀式も仕切ります。

つまりはシャーマンです。

僕は彼らの音楽が大好きで憧れまくって、ついには会いに行ってしまったんです。

2001年の春でした。

当時すでに亡くなっていたシラモリ・ジャバテというグリオの歌が本当に好きで、彼女の出身がケラという村でした。

なんのつてもなく、近くのカンガバという村に滞在していた時に、たまたまケラのグリオが来ているというので会いに行くと、わたしの家に来なさい、と言ってくれました。

それが前述したビンタン・クヤテでした。

電気もガスも水道もない、こんな素朴な村です。

グリオが中心になって築いたまさにミュージシャンの村でした。

そんな中でビンタンは家事の合間を縫って僕に唄を教えてくれました。

そしてなんと、後から知ったのですが、彼女は僕が大好きなグリオであるシラモリ・ジャバテの娘さんだったのです。

それを知った時は本当にびっくりしてしまいましたね。

3ヶ月ほどこのケラで生活しながら唄を学んだのですが、最後はもうすっかり家族の一員で。

ママディ・ジャバテという名前をもらい、三男坊くらいの扱いを受けて生活させてもらっていました。

家族の集合写真はこんな感じです。

お父さんがいて、お母さんがビンタンを始め3人、子供が15人くらいのビッグファミリーです。

最後に帰る時は大号泣で、みんなと抱き合って泣く泣く村を後にしました。

最後記念にビンタンと写真を撮ってもらおうと、次男のデュムサに頼んだのですが。。

惜しい!

指が入ってしまってました。。

とにかく僕の音楽的ルーツは今でも西アフリカのマリにあります。

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