Diary

先の見えない時代を照らす愛について

 

皆さま、こんにちは。

すっかり朝晩涼しくなりましたがいかがお過ごしでしょうか。

どうか身体など冷やさないように毎日くれぐれもご自愛くださいね。

今日は改めて自らの内側から発せられる愛そしてそれを感じた時に得られる癒しについてお話したいなと思います。

今僕ら人類は未曾有の時代と言いますか、何百年かに一度なんじゃないかっていうくらいの大転換のタイミングに来てますよね。

実は僕が今年見た初夢がとっても象徴的だったんですよ。

新年すぐ(http://shamansugee.net/2020/01/05-6/)にも書いたんですが、改めてここで紹介させて頂きたいと思います。

ごくごく短いのですが、非常に鮮烈な夢でした。

僕の自宅は北関東の片田舎、周りには何もないところなんですが、早朝にランニングをするのが日課なんですね。

近所のKカントリークラブ、という山の麓のゴルフ場まで走ってそこから折り返して戻ってくる、というのを朝のルーティンにしています。

夢の中でいつものように走って戻ってくると、家の勝手口の外に見たこともないくらい大きな真っ白いイタチの姿があったんです。

その白いイタチがさっと走って通りすぎたので、勝手口を開けて外を思わず振り返ったんですが、なんとそのイタチが開けた戸口から家の中に入ってくるんですね。

僕がびっくりしていると、その場ですぐにもがき苦しみ始めるんです。

最終的には円を描きながら息絶えていくんですが、僕はそのイタチの背中を撫でながら「いい子だったね」と声をかけ看取るんですよね。

そして声をかけながら号泣していました。

ここで目が覚めるんですが、泣きながら目覚めたのではっきりとその感覚の中にいる自分を感じることができました。

大切な何かの喪に服している、そんな感覚でした。

実は僕は同じような夢を何年かに一度見ることがあるんです。

一番はっきりと感覚を思い出せるのが、15年ほど前に見た初夢でした。

夢の中で仲間と一緒にある女性の死を悼んでいるんですよ。

その女性は身も心も本当にふくよかで豊かで、まさに豊穣のシンボルとでも言えるような素敵な存在。

愛に溢れた素晴らしい女性でした。言い換えれば女神ですよね。

その女性が亡くなってしまったことを皆が悲しんでいるという夢でした。

ところがです、誰かが突然言い出すんですね。

「彼女には妹がいたはずだ」と。

そして一同全員がそのことに気づき、私たちはこれからは妹さんをいたわり大切にしようと、そう口々に言い合って励まし合うんです。

妹さんはお姉さんよりも線が細くて性格も繊細で、より凛としているようなそんなイメージなんですね。

この夢から覚めた瞬間、僕は何か大きな存在が世代交代したんだなと直感的に思いました。

人と同じように、自然界と同じように、僕らの奥にある大いなる存在も常に死と再生を繰り返している。はっきりそう感じました。

同じ瞬間はもう二度とないんですね。

もちろん変わらない確かな何かもあるはずですが、常にこの世界は移ろい万物は変化している。

それをあるがままに受け入れて愛していく、2020の初夢もそんなイメージでした。

ある大切な何かがこの世から消え去るその瞬間、また新しい何かが必ず生まれ育まれていく。

そこには必ず愛が介在するんじゃないかと思います。

僕はそこに心を動かされ、号泣したんじゃないか、と。

シャーマニズムの世界では愛も癒しも自らの内側からやってきます。

決して外界や他人からではなく、自らの内側に深く入り込むことによって感じることができるんですよね。

音楽、祈り、瞑想、ウォーキング、植物との触れ合い、内側に深く入るその入り口は人によって様々なんですが、その行為を習慣づけることによって常に枯れない泉のように大いなるものの恩恵にいつも抱かれながら毎日を送ることができるようになります。

僕らの体の中には宇宙の始まりから今までの情報が記憶として刻まれているわけですから、何も本当は恐れることはないんですよ。

生きていること自体が奇跡でありそれだけで満ち足りているはずなんです、本来的に。

愛は光として先を照らしていきますよね、トーチライトのように。

この時代においてもやはりそれぞれの光が眩しく将来を照らしていくと思います。

皆さま、どうかいつもリラックスして瞬間瞬間を楽しみながら無理なくお過ごし下さい。

皆さまのご健康とご多幸をいつも心からお祈り申し上げております。

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