皆さま、こんにちは。
全国的に本当に毎日暑い日が続いてましたが、今日で少しひと段落というところでしょうか。
疲れもたまると思いますので、お身体くれぐれもお気をつけくださいね。
僕は先週の土曜日に前橋シティFMの「沖縄MUSIC WAVE」にゲスト出演をしてきました。
こちらは、以前蓮田の慶福寺において「久高オデッセイ第三部 風章」の上映とミニライブを開催させて頂いた際に、たまたまパーソナリティの伊藤綾野さんが来て下さっていて、そこからのご縁で実現しました。
その後は先日は久高島にも来て下さったりと、なかなかの濃い繋がりを築かせて頂いてます。
ということで話は自然と2020のヤポネシア音楽祭の話題になりましたね。
なぜ僕が沖縄に興味を持つようになったか、伊藤さんはそこから話を聞いて下さいました。
僕は早稲田大学政経学部を卒業したんですが、卒論に「沖縄基地問題」を選びました。
当時の大国間の均衡やパワーバランスといった政治的な力学をベースに世界平和や協調を考える政治学のメインストリームに正直疑問を抱いてまして、そこで基地問題が僕の中で大きなテーマとして浮かび上がってきたんですね。
当時の卒論の締めに書いたのは「ある特定の人々の抑圧や犠牲の上に成り立っている協調や均衡の状態を指してそれを平和と呼ぶのであれば、僕はそれに対して疑問を抱かざるを得ない。」という文章でした。
おそらくここが僕の活動のスタートラインです。
その後、沖縄の文化的精神的ルーツとして、自然と久高島に興味を抱くようになりました。
卒業後は久高島と環太平洋のモンゴロイドの祭祀を研究しようとして一橋大学大学院に進んだんですが、いつの間にか現地の部族と一緒になって歌ったり踊ったりしている自分に気づいたんですね。
(笑)
その中でもやはり、久高島がもともと韓国やインドネシアなどアジアの国々とシャーマニックな繋がりを持っていたことに心から興味を持ちまして、その繋がりが再び現代に復活してくるんじゃないか、と僕は予感したわけです。
アジアが本当の意味で心からつながれば、軍事基地なんか必要無くなるわけですから。
土地が共有性だったり、祈りを中心にコミュニティがまとまっていたりと、久高島は未来への共生のヒントを太古の昔から内包していたんですよね。
コミュニティを様々な弊害からどう守るべきか。
これは久高島の皆さんから学ぶべきだと僕は思ってます。
そんな聖地久高島から、アジアの共生のメッセージを音楽で発信したい、これが今僕が一番やりたいことなわけです。
そんなことを今回しゃべらせて頂きました。
たいへん意義ある機会を与えてくれた伊藤さんには心から感謝です。
オンエアーは本日7/26の21:30〜だそうです。
詳細はこちらから。
沖縄MUSIC WAVE
そしてなんと、収録が終わった後に番組編成の方から、パーソナリティをやってみないかという有難いお話を頂きました。
これに関してはじっくり温めたいと思ってますので、いずれお話させて頂くかもしれません。
どうぞお楽しみに。
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