こんにちは。
10月は秋晴れが本当なら気持ちの良い時期ですが、今秋はいまいちハッキリしない天気が続いてますね。
寒くなりかけのこの時期は夏の疲れなどが出やすいので、休むときはしっかり休んで体調を整えて下さいね。
僕のほうはニューアルバム「Back to Goddess」のリリースにむけて着々と準備を進めております。
今日はその中に収録予定の楽曲「海のアジール」という曲についてお話させて頂きたいと思います。
アジール、というのは自由区もしくは聖域という意味の言葉で、統治権力が及ばない地域のことを指します。
日本の戦国時代で言うと楽市楽座、的な場所ということになるでしょうか。
とにかくそこに入ったら敵味方なく誰もが対等かつ平等に付き合うことができる聖域のことを言いますね。
ヨガの道場アシュラムも、同じ語源からきた言葉です。
この曲のイメージは、実は僕が初めて沖縄の夜の海を見た時に抱いた思いがベースになっています。
22の時でした。
波の音、星空、そして南風。
こんなに気持ちの良い場所があるのか、と思いました。
宿をとった恩納村のビーチですね。
月も出ていて、誰もいない浜辺で思わず踊り出してしまったんですね。
(笑)
その時に浮かび上がってきた言葉とイメージを曲にしました。
かつて沖縄の周りには、天候の悪い時には国籍関係なく停泊できる避難港がたくさん存在していたと言われています。
まさしくアジールですね。
そして海には丘には存在しない大らかで優しい秩序がありました。
そんな自由かつ友好的な海の素晴らしい繋がりが、またこの現代という時代に蘇るのではないか?
沖縄の夜の海は僕にそんな想いを抱かせたんですね。
この曲は全てのスタートだったのかもしれません。
そのメロディが、今になって、まさしく時を越えて、自分自身への手紙のように去年蘇ってきたんです。
今着々とレコーディングの準備をしています。
どうぞお楽しみにしていて下さい。
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