皆さま、こんにちは。
台風、大雨と過ぎ去って、やっと少しずつ秋晴れの空が戻ってきていますね。
お元気でいらっしゃいますでしょうか?
僕も少しずつ落ち着いた日常を取り戻しつつあります。
今日は僕の群馬館林のサボテン温室で偶然にも収穫したドラゴンフルーツについてご報告をさせて頂きます。
皆さんおそらくご存知のドラゴンフルーツは、実は三角柱というサボテンの果実なんですね。
僕のサボテン温室にも実は三角柱というサボテンはたくさんありまして、普段はなんの変哲も無い柱サボテンの一種なんです。
ところが柱サボテンやウチワサボテンといったサボテンの多くは本当に花が綺麗で、僕もよくインスタグラムなどSNSにアップさせて頂いてます。
良かったらのぞいてみて下さいね。SUGEEインスタグラム
三角柱も例に漏れずとっても美しい白い花を咲かせるのですが、ある時その白い花が咲いたあとにふと見るとなんと立派な赤い実=ドラゴンフルーツが結実してたんですね。
自家受粉(一つの花の中での雄しべと雌しべによる受粉)しないと言われている三角柱ではこれはとっても珍しいことで、普通二つ以上の花が咲きしかも風や虫など受粉の媒体が上手く作用しないと滅多に結実しないんですよね。
温室の中でのドラゴンフルーツの結実、初めて体験しました。
沖縄なんかだとよく露地栽培として、家庭菜園的に栽培している風景をよく見ます。
何十株も三角柱が並んでツルのように絡み合っている姿はいかにも南国!という感じがします。
まさか自分が育てている三角柱がこんな立派なドラゴンフルーツを実らせるとは、思わず感動せずにはいられませんでした。
熟すところを見計らって家でカットして頂きましたが、やっぱり新鮮なドラゴンフルーツは食感も味も最高ですね。
プチプチした種と柔らかい果肉、そして清涼感のある実に爽やかな甘みが口いっぱいに広がります。
そしてそして。
このドラゴンフルーツを更に楽しみたいと思った僕は、このタネを使った実生栽培を思いつきました。
丁寧にピンセットで食べた後の果肉からタネをとっていくと、なんと200粒ほどの種子をとることに成功。
最低気温が10℃を下回らないうちに蒔くことが大事ですので、早速蒔いたところ。。
1週間ほどで可愛い芽が顔を出してきました!
サボテンも実は双子葉植物の一種、発芽苗は双葉なんですよね。
この状態からゴツゴツしたサボテンに育つのですから、本当に不思議です。
この実生苗で上手く三角柱を育てて、季節には美味しいドラゴンフルーツをたくさん頂きたいと思ってます。
もちろんその際にはお知らせしますので、皆さん試食しにいらして下さいね。
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