皆さま、こんにちは。
まだまだ寒い日が続いてますが、お元気でいらっしゃいますでしょうか?
昨年の冬至12/21から新年明けて旧正月へ向かって徐々に日の出が早くなり太陽の力が増してきますね。
非常事態宣言が出てからもコロナウィルスの感染拡大はまだまだ予断を許さない状況が続いてますが、日照時間の増加と春の訪れとともにゆっくり落ち着いてくるはずです。
どうぞ皆さま睡眠と食事をしっかりとって、そしてなるべく陽光を浴びるようにしてくださいね。
手洗いうがいももちろんですが、免疫力をあげることと毎日肩の力を抜いてリラックスして過ごすこと。
これだけでかなり違ってくると思います。

さて、もともと僕ら東アジア圏の人間は旧暦(太陰暦)というカレンダーに基づいて生活してきたんですよね。
これは一日が新月、十五日が満月という月の満ち欠けに基づいたカレンダーで、英語だとまさに「Lunar Calender」というふうに訳されるようです。
日本に新暦いわゆる西洋の太陽歴が入ってきたのは明治期になってからで、つまりつい150年ほど前まで日本人はこの旧暦というカレンダーの中で月の満ち欠けのリズムとともに生きてきたと言って良いでしょうね。
このカレンダーですと一月一日のお正月元旦も新月であり、今僕らが使っている新暦(太陽歴)のお正月の一ヶ月以上後になります。
中国や台湾、ベトナムなどの方々は今もこのカレンダーで新年を祝いますし、沖縄の特に神の島である久高島などもお正月を旧暦でお祝いしますね。
僕らアジアの人間にとって長い冬を終えた後の新年というのはそのまま春の訪れであり、まさに春の祝祭であったということになります。
ちなみに明治期に入ってから新暦の採用が決まった時は、当たり前ですが真冬に新年を祝うことにかなり違和感を訴える声が上がったそうです。
沖縄久高島の旧正月を祝うお祭りは本当に華やかで、春を迎えた島民の皆さんの喜びが外間殿という神殿でカチャーシーの舞とともに爆発します。
こんなふうに旧暦のお正月は春の喜びをシェアして確かめ合う重要な節目として、今も認識されて良い日なんじゃないかなと僕は思ってます。
今日現在1/24は旧暦でいうと12/12で、今から年の瀬に入っていくという時期ですね。
そして旧暦の元旦はいつかと言うと来月2/12が旧正月元日になります。
つまり今は旧暦でいうと冬の終わり春の訪れをじっと待つ年末のカウントダウンに入っていくタイミングになりますね。
おそらく古来からこの時期は冬の疲れが出やすい時期だったでしょうから、人々は健康と安寧に留意したでしょうし、しっかり栄養を摂って新年を待ったでしょうね。
旧正月2/12から春分3/20くらいには間違いなく諸々落ち着いてくるでしょう。
喜びの春を待ちながら、今は家族や大切な人たちとともにリラックスして心穏やかに過ごすタイミングですね。
僕らはずっとずっと昔からそういう生活を送ってきたんだと思います。
改めて皆さまのご健康を心からお祈り申し上げます。
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