皆さま、こんにちは。
GWはいかがお過ごしでしたでしょうか?
未曾有の10連休ということで普段とは全く違った気分転換をされた皆さまも多かったのではないかと思いますが、イレギュラーなぶん思わぬ疲れが残る場合もありますので、連休明けは十分体調管理にお気をつけてお過ごしくださいね。
僕のほうは5/4土曜日に群馬赤城山にある遊民谷で開かれた「遊民祭り」に参加してきました。
こちらは今一緒に前橋シティFMでパーソナリティをやって下さっているフラメンコダンサー宮田恵さんのご紹介で実現したライブで、素晴らしい場所と聞いていたので本当に楽しみでした。
ついてみるとまずステージの裏にある「石舞台」と表示されていた崖に目がいきました。
深い静けさをたたえた岩石群がおりなすその景観は、沖縄の琉球王朝の聖地である斎場御嶽(せいふぁうたき)を連想させ、思わず近づかずにはいられませんでした。
近づくにつれ、その場が発するエナジーというか空気感が僕の全身を包み込んでいきます。
と同時に僕の五感そして第六感が急激に研ぎすまされていくのが分かりました。
一番奥にある岩場のくぼみの近くまでいくと、僕は全てを理解しました。
この澄み切ったエナジーと荘厳な霊気に満ちあふれたこの場所は琉球の聖地である久高島で祭祀が始まる場=御嶽(うたき)にそっくりで、間違いなく古代から祭祀場として清められ大切にされてきたスポットに間違いありません。
そもそも御嶽というのは沖縄のコミュニティの中でまず最初に祈りが捧げられそこから祭祀が始まる霊場であり、久高島の中で最も大切にされているフボー御嶽は人が誕生するときはそこから魂が生まれ出て、また亡くなるときにはそこからあの世へ魂が還っていく場であるとされています。
つまり、この世とあの世の接合点であり、沖縄の神人(カミンチュ)たちはそこに祈りを捧げ日々清めることによりメッセージや神託を受け取るという、そういうコミュニティの核となる場所であると言えます。
後でこの遊民谷のオーナーであるえつ子さんに聞いてみると、やはり平安その前の時代からの祭祀が執り行われてきた聖地だったとか。
僕はおそらくそのずっとずっと前からの祈りの痕跡と集積を感じ取りました。
そんな会場で始まった、三線唄者である伊藤綾野さんとダンサー宮田恵さん、そして僕とのコラボレーションは、二人が先月久高島へ行ったばかりということもあり、心からの奉納演奏になりました。
僕ら三人から発せられるバイブレーションが後ろの聖地へと反響し、そしてそれがオーディエンスの皆さまにも伝わっていく。
そんな素晴らしい音遊びになりました。
と同時に、この群馬赤城山の素晴らしいスポットと琉球久高島が繋がった瞬間でもありました。
音楽をやっていて本当に良かった。
心からそう思えたひと時でもありました。
群馬赤城山の遊民谷、皆さま是非訪れてみてください!
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