皆さま、こんにちは。
緊急事態宣言の5/31までの延長が決定するなど、何かと慌ただしいゴールデンウィーク後の週末になりましたがいかがお過ごしでしょうか?
こんな時こそ自分自身に立ち返り、内面性を深く見つめ直すチャンスかなと思います。
どうぞ毎日深呼吸を忘れずにリラックスしてお過ごし下さいね。
このコロナ禍の期間は改めて僕も自分の足元をゆっくり見つめる時間となりました。
先へ先へ、遠くへ遠くへ、というグローバリゼーションの時代はある意味終わりを迎え、多様性に溢れたそれぞれのローカルなライフスタイルを認め合いシェアしていく時代が到来したなと改めて思いますね。
大切なのはそれぞれが’自分らしくある’ということ。
今日は改めてそこで浮かび上がってくる’ルーツ’についてお話してみたいなと思います。
ここ数百年の近現代というのは社会や帰属組織の中で個々が価値を見出していく時代だったのかなと思います。
産業や交通の著しい発達に伴い、社会経済の価値観の中で自分自身の存在意義や価値を見出していくのがつい最近までの時代でした。
そういった潮流において、やはり生まれ故郷や祖先とのつながり、つまり精神性やスピリチュアリティが置き去りにされてきたと言って良いでしょう。
僕はそこに子供の頃から感覚的に違和感を覚えて、沖縄や中南米、西アフリカを旅し各地のシャーマンのコミュニティを訪ねたわけなんですが、やはり人間にとって一番大切なのは家族や祖先、そして自然との繋がりなんだと改めて実感したんですよね。
その繋がりを確かめるのが祭りであり、そこから生まれてくる音楽である、ということも再確認しました。
そして、時代の流れもバブルの崩壊、リーマンショック、2011年の東日本大震災、と改めて自分自身は何者なのか、真の豊かさとは何なのかということを深く考えざるをえない状況にシフトしていきましたね。
そこでこの2020からのコロナウィルスのパンデミックが起こったというわけです。
この2000年前後からの一連の世の動きというのは、言うまでもなく人間のライフスタイルがそれぞれの多様性を認め合いながら改めて個々のローカルなコミュニティへと回帰していくことを促すサインであると思います。
そして、もはや科学技術の発達によって居ながらにして遠方の情報も入ってきますし、リアルタイムでの情報交換も可能です。
つまり、それぞれの家族や祖先とのつながり、そして生きている場所とのつながりを再び構築する、そしてその繋がりを見つめ直しもう一度綺麗なものとして復活させるというタイミングなんですよね。
シャーマニズムの世界では古来から祖先=ルーツを通して、自然や地球とつながってきました。
これは考えたら当たり前の話で、僕らが生きているのはお父さんとお母さん、そして祖父母、その先のご先祖様がいるからこそです。
そしてご先祖様のその先のこの地球の生命の進化、地球の誕生、そしてこの宇宙の誕生と、この世界の始まりから今までの情報は僕たちの身体に情報として刻まれているはずなんですよね。
この今の状況というのは、その記憶と繋がりを再び見つめてみようというルーツからのメッセージであると僕は思っています。
そしてルーツへの入り口は間違いなく両親であり、祖父母であり、僕らの直の祖先なんですね。
神の島である沖縄久高島の秘祭イザイホーも司祭である神人(カミンチュ)になるために、候補の女性が自分の祖母の霊力と香炉を受け継ぐというお祭りでした。
そして僕たちもお盆や種々のお祭りを通して祖先に親しみと敬意を持って接していますね。
お祭りの時だけではなくて、普段から瞑想や祈りによって僕たちは日常的にその繋がりを確かめることができます。
その具体的なメソッドは改めて何かしらの形でシェアできたらなと思っております。
どうぞ毎日無理なくそして自分らしくお過ごし下さい。
皆様の健康と安寧をいつも心よりお祈り申し上げております。
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