皆さま、こんにちは。
朝晩すっかり冷え込むようになってきました。
身体を冷やさないようにどうか毎日温かくしてお過ごし下さいね。
先週は自由大学「共生のシャーマニズム学」の呼吸瞑想法の講義だったのですが、寒くなってくるこの時期は免疫力を高める呼吸瞑想が本当に有効なので今日はシェアさせて頂きますね。
さて、まずは呼吸法なんですが、人間に限らず動物が生きるために最も必要なのは酸素を体内に取り入れること。
食べなくても睡眠をとらなくても(個人差はありますが)何日間かは全く問題ないですが、酸素は数分絶っただけで脳が危険な状態になると言われています。
それくらい生命の維持に不可欠であり、また何気無く呼吸はしていますがその質によって心身に実は多大な影響を及ぼしています。
重要なのは鼻を通しなるべく深く酸素を取り入れること。
呼吸によってかなり生活のクオリティが変わってくる、というのは間違いないことだと思います。
僕が特にお勧めするのはヨガの呼吸法であり片鼻呼吸法とも呼ばれるナディショーダナ。
こちらは右手の人差し指と中指を眉間に当て、親指で鼻の右側を薬指で鼻の左側を交互に抑えながら片側の鼻腔で交互に深く深く呼吸を行う呼吸法です。
これを20セットほどやると脳の深部まで酸素が行き渡る感覚が良く分かりますよ。
もう一つはバストゥリカと呼ばれる呼吸法で、肩の位置で結んだ両手を開きながら上に上げ同時に鼻で思い切り息を吸い込み、肩の位置まで両手を結びながら戻す時に思い切り鼻で息を吐く、というもの。
こちらも20セットほど繰り返すとより効果的です。
この呼吸法は心身が少し疲れている時など、本当に元気が出ますので心からお勧めです。
そして。
僕が日常的によく行うお勧めの瞑想法があります。
右手を胸の真ん中に、左手をみぞおちの辺りに優しく置いて下さい。
目を閉じ、深く深くゆっくりと鼻で呼吸をしていきます。
これだけでもかなり癒されるのですが、その際に自分の生命のルーツについて想いを馳せると安心感が増します。
僕らは両親がいて、おじいちゃんおばあちゃんがいて、その先のご先祖様がいらっしゃって今ここに存在しているんですよね。
そういった命の循環とルーツに思いを寄せて、自分自身の中に深く深く入っていく。
この作業によって、今、ここ、という瞬間に自分自身をフォーカスさせることができるようになります。
同時に心地よい安心感と癒しを得ることができるはずです。
こういう自分自身の中に奥深く入る時間が一日に5分でも10分でもあると間違いなく免疫力が高まりますね。
人が癒されるのは、やはり命の根源に触れた時、それは外部ではなく自らの内側にあるものだと僕は思います。
宇宙の始まりから生命の進化、その全てが僕らの体内に言わば記憶として刻まれているわけですから。
寒くなっていくこの時期、感染症予防としても免疫力を高める呼吸瞑想法、是非ゆっくり日常に取り入れてみて下さいね。
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