Journey

パレスチナという光〜その1”聖地エルサレム”

今日は僕が愛してやまないパレスチナ、まずはエルサレムについてお話したいと思います。

最初に訪れたのは2013年でした。

トップの画像はエルサレム旧市街のダマスカス門で、このエルサレムという都市はもともとはパレスチナの聖地なんです(イスラエルの領有は当時は国連も認めてはいませんでした)。

この旧市街は城壁に囲まれた2キロ四方くらいの街区で、その中はユダヤ教徒、キリスト教徒、イスラム教徒、アルメニア人が共存しています。

それほど厳格に居住区が分かれているわけでもなく、まさに’共存’しているんですね。

これは、まさに古代から人類が宗教的共存が可能であったことを示唆しています。

街区の内部はこんな感じです。

このように本当に素敵な石畳の回廊がはりめぐらされ、各宗教の聖地がその中に並存しています。

まずはキリストが磔にされたゴルゴダの丘に建てられた聖墳墓教会。

磔にされた後に香油を塗られたという石版にはいつも大勢の人々が祈りを捧げています。

そしてユダヤ教徒にとっての最大の聖地である嘆きの壁。

もともとここには神殿があったそうで、垂れ下がっている植物の朝露がまるで嘆きの涙を流しているかのように見えることからその名がついたそうです。

そしてイスラム教徒にとっての第三の聖地と言われているアルアクサモスク。

金色に光っているドームがアルアクサモスク=岩のドームです。

こんなふうに、各宗教の聖地がまさに一つの街区内に立ち並んでいて、各宗派の人々がそれぞれの聖地に寄り添うように生活をしています。

各スパイスを売る店や。

美味しそうな飴とフルーツを売る店など、たくさんの生活をささえる食料品店や雑貨店も軒を連ねていて、まさに宗教的共存の聖地と言えると思います。

こんな素敵なエルサレムを、古くはアレキサンダー大王やキリスト教の十字軍、現在はユダヤ人国家であるイスラエルなど、その権威を求めて時の権力者達が領有権を必死に追い求めたのは実に悲しい歴史だと言わざるをえません。

しかし、です。

実はこのユダヤ教徒、キリスト教徒、イスラム教徒という一神教を信奉する人々は、実はたった一人の聖者から生まれているんです。

その彼らの共通の祖先である聖者アブラハムのお墓がパレスチナのヘブロンという場所に今も現存してます。

次回パレスチナという光〜その2、に続きます。

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