Diary

ユダヤとアラブとの共通の始祖「アブラハム」について

皆さま、こんにちは。

イスラエルとパレスチナ特にハマスとの戦闘状態が激化、両国の関係がまた急激に悪化していますね。

今日はユダヤとイスラムの共通の始祖であるアブラハムについてお話しながら、僕がどう感じているかをシェアさせていただきたいと思います。

僕は2013年にパレスチナのヘブロンにあるアブラハムの墓所に参詣してきました。

紀元前17世紀に没したアブラハムはその妻であるサラや息子のイサクらと共にマクペラの洞窟という祠に埋葬されています。

こちらは炭素測定によって紀元前17世紀の遺跡であるということが正式に確認されているそうです。

ちなみに”アブラハムは七人の子♪”という童謡で日本でもお馴染みですよね。

トップの画像に使わせていただいた参道を抜けて、洞窟を石段で降りていくと、このようなアブラハムの墓所に誰でもお参りすることができます。

ちなみにこの墓所はユダヤ教徒が入り口で起こした「マクペラの悲劇」と呼ばれるテロによって、ユダヤ教徒とイスラム教徒、そしてキリスト教徒で入り口が分かれています。

実はユダヤ教徒もイスラム教徒もキリスト教徒も、すべてこのアブラハムの子孫なんですよね。

彼らは共通の祖先としてすべてこのアブラハムを偉大なグランドファーザーとして崇拝しているんです。

だから皆お参りに訪れるんですが、悲しいことに入り口が分かれてしまっているんですね。

こちらはアブラハムの奥様であるサラのお墓。

今のこのユダヤ教徒とイスラム教徒の争いは、つまり共通の祖先を持った子供たちの兄弟喧嘩であると言って過言ではないと思います。

ロシア公国の発祥の地が現在のウクライナのキーウであることを考えても、血のつながりが深い兄弟同士の諍いが最も深刻になる場合が多いのかなと、思ってしまいます。

偉大なるグランドファーザーであるアブラハムと彼らの母であるサラが現状を知ったらきっと深い悲しみにくれるに違いありません。

ルーツを深く掘り下げれば僕ら人類はすべて兄弟であるはず。

何で争っているかというとやはり土地や利権、つまり経済的な自己憐憫(じこれんびん)が原因であると言わざるをえません。

兄弟として分かち合う、互いを思い合う、アブラハムもサラもきっと子供達に対してそう願っているでしょうね。

僕も平和への祈りを捧げると同時に、具体的な人道支援はもちろんですが、自分自身の兄弟や家族、近しい隣人に対して常に愛を持って接したいなと思ってます。

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