皆さま、こんにちは。
そろそろ梅雨明けが本当に待ち遠しくなってきましたね。
関東地方は今週末くらいでしょうか?
どうかお身体くれぐれもご自愛くださいね。
さて、僕のほうは今週月曜日に沖縄久高島にて開催させて頂いた「ヤポネシア音楽祭キックオフミーティング」に参加してまいりました。
沖縄はすでに梅雨明けしていて真夏の陽射しが本当にまぶしかった。
フェリー乗り場のある安座間港から船で15分ほどの船旅は本当に気持ち良かったです。
この7/22という日は四年前に他界したドキュメント映画「久高オデッセイ」大重潤一郎監督の命日にあたります。
宗教学者の鎌田東二先生や同映画の助監督である比嘉真人君など、このヤポネシア音楽祭の中心メンバーと出会うきっかけを作って下さった大重潤一郎監督の作品を観て改めて感謝の気持ちを捧げながら2020について語り合おう、というのが今回の主旨でした。
同監督の代表作である水源から海までの美しい水の流れを追った「水の心」、そして遺作でもある「久高オデッセイ第三部 風章」を来場の皆さんと改めて観させて頂きました。
この遺作「久高オデッセイ第三部 風章」の最後の部分で、遺言のように語る監督の言葉はいつ観ても本当に僕の心を揺さぶるんですよね。
「この(久高)島こそが、この地上こそがニライカナイなのではないかと思えてくる。」
肝臓ガン末期の病床で意識も混濁し、まさにあの世とこの世の間にいた監督が、改めて久高島=この世を見つめ返した時に発せられたこの”遺言”は今も僕の心をわしづかみにして離しません。
美しい久高島の自然とカミンチュとウミンチュが祈りを中心に据えてたくましく生きるその様は、まさにこの世が神の世界であるニライカナイの具現化なのではないかと、思ってしまいます。
久高島でのカミンチュの祈りは、古来から地下水脈のように海洋アジア全域と繋がってます。
久高島で監督と出会い島の人達に叱咤激励されながら少しずつ成長させて頂いた僕は、いつしかこの島で祈りと音の祭を開きたいと思うようになりました。
海洋アジア=ヤポネシアの祈りと音の祭である「ヤポネシア音楽祭」を通して、再びアジアが心から繋がることを強くイメージしたんですよね。
久高の神様が声をあげて喜ぶような、ホンモノの祭を開きたい、心からそう思ってます。
最後は監督の位牌と映像をバックに「カラタチの恋」を奉納演奏させて頂きました。
シマンチュの内間豊さんらも観にきて下さり、本当に嬉しかった。
皆さま2020は是非久高島にてお待ち申し上げております!!!
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