皆さま、こんにちは。
先週末7/8にJAPONESIA MEETING vol.2を南青山のCAYにて開催させて頂くことができました。
チケットはおかげさまで予約で完売。
僕はレピッシュのtatsuくん&津軽三味線の寂空とライブ、そして和太鼓ユニットGOCOOさんとのコラボ、さらに最後はなんと細野晴臣さんとセッションをさせて頂きました。
もともと今回のこのブッキングは、映画「久高オデッセイ」のプロデューサーでもあった鎌田東二さんが細野晴臣さんと環太平洋モンゴロイドユニットというセッションユニットを結成されてまして、そのつながりを通して鎌田先生から細野さんにお声掛けをして頂き実現したものでした。
2020に開催予定の久高島ヤポネシア音楽祭もそうなのですが、色々なところに話を通して下さる鎌田東二先生には心から感謝です。
細野晴臣さんというと、僕は大学時代に先輩から聴かせて頂いた「はっぴいえんど」が最初なんですよね。
当時僕はピンクフロイドやグレイトフルデッドが大好きで、そういう意味でも「はっぴいえんど」はやっぱりサイケデリックロックと日本語の歌詞を融合させたという意味では日本のロックの夜明け幕開けと言うにふさわしい方々ですよね。
代表作はやっぱり「風街ろまん」。
右下が20代の細野晴臣さんですね。
この中で何曲か細野さんがボーカルをとってるんですが、7曲目の「夏なんです」が最高です。
1971年に20代で日本の夏の原風景をここまでノスタルジックに歌い上げる細野さんの力は本当にすごいと思います。
僕は20〜30代の苦悩や葛藤の時代に、この歌の持つ心からの癒しと懐かしさに、どれだけ助けられたか分かりません。
そして、そのあとは言わずと知れたYMOですよね。
僕は決してリアルタイムで聴いていたわけではないのですが、今聴いてもテクノやミニマルなビートと生楽器の融合性という感覚がどこをとっても未来的です。
そして90年代に入ると民族音楽やネイティヴアメリカンとのセッションなど、様々なルーツミュージックと自身の世界観の融合に挑戦していかれます。
そして。
これは手前味噌で本当に恐縮なんですが。
この細野晴臣さんの音楽的な流れは、学生時代にサイケデリックロックに傾倒し、その後テクノやドラムンベースにはまり、リズムに傾倒してキューバや西アフリカを旅し民族音楽とセッションを重ねた僕自身と重ね合わせてしまうんですよね。
恐れ多いですが。
僕の偉大なるレジェンド、大先輩です。
そんな細野晴臣さんとセッションをした後で、なんと。
「良かったね。またやろう。」
という涙が出るほど嬉しい言葉を頂きました。
翌朝起きると。
「長時間、おつかれさまでした。
リハの時間は少々弱ってましたが、
本番はとても良かったので元気をもらいました。
またの機会にお会いしましょう。」
という素敵なメールが。
なんと素敵な言葉をお持ちの人なんでしょうか。
素顔は茶目っ気と可愛げたっぷりの、本当に素晴らしい方でいらっしゃいました。
細野晴臣さん、鎌田東二さん、三上敏視さん、そして僕というユニットは、これからも様々な場所で展開していきそうな雰囲気。
いよいよ、楽しみになってきました!
この記事へのコメントはありません。