皆さま、こんにちは。
台風が去ってやっと秋晴れが戻ってきたというところでしょうか。
でもこの朝晩の寒暖差と急激な気圧の変化は本当に身体に負担がかかりますので、どうぞくれぐれもご自愛くださいね。
さて僕のほうは9/22、9/23でミニ福岡ツアーに行ってまいりました。
9/22は午前中の飛行機をとっていたのですが、なんと午後の便から全て欠航。
運良く台風の合間をぬって福岡に着くことができました。
台風のまっただ中にも関わらず、博多のNORYNOさんにはたくさんのお客様が観に来て下さいまして、本当に嬉しかったです。
心から感謝申し上げます。
翌日9/23には久留米の八百屋カフェnootoさんにて演奏をさせて頂きました。
こちらは和太鼓ユニットGOCOOのマネージャーさんである吉田和美さんの紹介で実現したライブでして、オーナーのデボラさんは米をつくりながらギターを弾きお店も経営するという、いわば先輩農家ミュージシャン。
久留米というと、あのシーナ&ザロケッツの鮎川誠さんやチェッカーズの故郷でもあり、ブルースロックやロカビリーなどもはや日本のロックの聖地といっても良いほど音楽が盛んなところですよね。

久留米につくやいなや早速デボラさんの相棒である同じくギタリストの宮田信さんとビールで乾杯となり、音楽談義に花が咲きました。
やっぱりお二人ともブルースが大好きで、ブルースというのはアメリカ南部に奴隷として連れていかれた西アフリカのヨルバ族のリズムと歌がベースになって生まれた音楽だと言われています。
例えば、映画「クロスロード」で悪魔に魂を売って一夜にしてブルースギターの達人になったと言われるロバート・ジョンソンは、実は悪魔ではなくてヨルバ族の神様に祈りを捧げていたんですよね。
映画の中の悪魔「レグバ」は、実はヨルバ族の十字路の神様「エレグア」だった、というのが事実なようですね。
僕はもともとブルースロックやブリティッシュビートなんかが好きだったので、お二人のギターとブルースのルーツである西アフリカのジェンベのリズムはきっと合わせたらハマるだろうなとこの時確信しました。
本番は20:00〜スタート。
僕のソロの後に、早速三人でセッションさせて頂いたのですが、やっぱりブルースロックやブギなんかは西アフリカのリズムと本当に相性が良いんですよね。
ブルースは間が命というか、BBキングさんなんかは間を思いっきりとって色っぽく演奏しますから、音と音の間のスペースをどれだけ聴かせられるかというのが本当に大事なんだなと改めて感じさせて頂きました。

お客さんのノリも素晴らしく、やはり音楽に対する愛に溢れた街だなと演奏していてヒシヒシと嬉しさがこみ上げてきました。
しかもこの日は上は80代から下は20代まで、本当に老若男女の皆さまが聴きに来て下さいました。

「あんたの演奏で本当に幸せったい。」と言ってくれた近所のおばあちゃんの笑顔が忘れられません。
帰宅してからデボラさんに電話すると、「本当にお客さんが喜んでくれました、またすぐ久留米に帰ってきてくださいね。」という言葉をかけて下さいまして、本当に泣きそうになるくらい嬉しかったですね。
また春くらいに福岡に伺いたいなと思ってます。
福岡の皆さま、また是非宜しくお願い致します!!!
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